かなしい事件

虐待で子どもたちが犠牲になる事件が連日報道されています。亡くなっていった子どもたちのことを考えると胸がつまります。なんでこんなにかわいい我が子を傷めることができるのか？と疑問に思っていたので、先日、友人である保育園の先生に聞くとこんな答えが・・・。「もし、親がなんらかのきっかけで子どもが嫌いになってしまった場合、こんなに不幸なことはない。２４時間嫌で嫌で仕方ない人とずっと一緒にいなければならないから」　「こんな時は原因が解決するまで、まず親子を離してあげないといけない。しかし虐待がネグレクトの場合、危険信号をキャッチするのは難しい」ということです。ネグレクトとは無視することや育児放棄の意味ですが、今の日本を象徴するような言葉です。

無関心（マザーテレサ曰く、「愛情」の対象語）という言葉がはびこる今の日本。以前池田JCの講演会でDJレモンさんが話してくれたように、みんなが他人に対しておせっかいをかけるような心豊かな社会であったら、多くの悲惨な事件が防げるのになと思います。これは「挨拶」や「もったいない」運動のように地域単位で動けば、みんなの心に訴えかけることができると思います。